京都市右京区にて寺院本堂の瓦屋根雨漏り修理〈葺き替え〉
瓦の『割付』について 瓦屋根を葺くとき、一番神経を遣う作業は
屋根は、住んでいる方が普段目にすることのない場所です。雨も風も日差しも、そこがすべて受け止めています。目に入らないぶん傷みに気づくのが遅れ、気づいたときには雨漏りが始まっていた、下地まで腐っていた、ということが起こります。西堀瓦店では屋根に上がって状態を確かめ、本当に要る工事だけをお伝えします。
何をどう直せばよいかわからない、という段階で構いません。16歳から社寺の屋根で修行を積んできた二代目が、どこが傷んでいて何が原因なのかを見極め、直し方をいくつか並べてご説明します。瓦の差し替えや漆喰の打ち直しといった小さな工事から、葺き替えや社寺の屋根まで。京都市内はもちろん、京都府内から滋賀県まで、屋根のことならお声がけください。
瓦屋根は手を入れれば長くもちます。ただ、瓦そのものが丈夫でも、漆喰の割れ、棟を留めている銅線の錆び、釘の浮き、谷板金の錆びといった各部は年月とともに必ず傷みます。京都は路地が狭く隣家との距離が近いお住まいが多いため、屋根の様子を下から見上げても異常に気づきにくいという事情もあります。西堀瓦店では上がって一枚ずつ確かめ、地震で動いたのか年月で下がったのかまで見極めてから直し方をご提案します。葺き替え、カバー工法、板金の交換、瓦の差し替えと、傷みの度合いに合わせてお選びいただけます。

古い屋根をいったん剥がし、下地から組み直す工事です。防水シートや野地板の状態を直に確かめて手を入れられるので、雨漏りを根から断つことができます。京都の住宅に多い土葺きの瓦屋根は建物に重さがかかりますから、軽い屋根材へ替えることで揺れへの備えにもなります。和瓦も洋瓦も、葺き直しからご相談いただけます。
今ある屋根を土台にして、その上へ新しい屋根材を張る工法です。古い屋根を捨てずに済むぶん処分費がかからず、工期も短く収まります。下地がしっかりしている場合に選べる方法で、錆びに強いガルバリウム鋼板との相性がよく、色褪せやひび割れの出てきたカラーベストの屋根を蘇らせられます。
谷板金、棟板金、軒先の板金など、水の集まる要所を守る部材の交換や補修です。昔ながらの銅板は酸性雨で穴が開くのが早く、雨だれの落ちる同じ場所から傷んでいきます。錆びに強いガルバリウム鋼板へ替えることで、長く安心してお使いいただけます。
割れた瓦を2、3枚入れ替える、欠けた箇所だけ直すといった工事です。古いお住まいの瓦は今のものより8ミリほど小さいことがあり、寸法の合わない瓦を入れると重なりが狂って雨水の流れまで歪みます。できるだけ寸法の合う瓦を探してから納めます。
天井に染みが広がってきた、雨の日だけ水が落ちてくる、押し入れの中が湿っぽい。そうした症状は、屋根のどこかから水が入っている合図です。雨漏りは気づいた時点ですでに進んでいることが多く、放っておくほど下地まで傷んで工事が大きくなります。何度直しても止まらないというご相談もよくいただきますが、たいていは入口を取り違えたまま表面だけ塞いでいるためです。瓦のずれ方、棟、谷板金、天窓まわり、雨樋と、水の入りそうな場所を順に確かめ、原因を突き止めてから直します。一度でしっかり止めることを大事にしています。

棟の端に詰められている白い漆喰は、雨風の吹き込みを防いでいる大事な部分です。年月が経つと黒ずんで割れ、密着する力を失って剥がれ落ちます。落ちた漆喰が雨樋に詰まり、水が溢れて初めて気づかれることも少なくありません。欠けたまま放っておくと雨水が棟の内部へ入り込み、雨漏りにつながります。傷んだ漆喰は崩して取り除き、中に残った古い分まで掃除してから新しい漆喰を詰めます。半端に残すと新しい漆喰が密着せず、早い時期に剥がれてしまうためです。厚みも大切で、盛りすぎると雨を直に受けて傷みが早まります。

古い漆喰を取り除き、瓦の表面を掃除してから新しい漆喰をコテで詰め、表面を平らに仕上げます。変色、ひび割れ、欠け落ちが見えてきたら打ち直しの頃合いです。半日から一日で収まる工事です。
ずれ落ちた熨斗瓦を戻し、歪んだ棟を積み直します。棟を留めている銅線が錆びて切れていれば、新しい線で締め直します。棟が動いたまま放っておくと、瓦が落下する危険もあります。
下がった瓦を元の位置へ押し上げ、瓦同士の重なりまで正しく戻す作業を突き上げといいます。重なりが歪んだままだと雨水の流れる道筋まで歪み、思わぬ場所へ水が寄ります。屋根全体の通りを見ながら直します。
雨樋は屋根から落ちてくる水を受けて、決められた場所へ流すための道です。ここが詰まったり外れたりすると、行き場を失った水が外壁や基礎へ回り込み、見えないところで建物を傷めます。落ち葉や漆喰のかけらによる詰まり、強風での外れ、雪の重みによる破損、金具の錆びと、原因はさまざまです。樹脂の雨樋は10年から15年で塗装をしておかないと割れが出てきます。部分的な交換で収まることも多く、その場合は既存の樋に合う製品を探し、精密に削って隙間なく合わせます。水の流れはわずかな歪みでも狂いますので、手を抜けない作業です。


西堀瓦店の二代目は、16歳の頃から社寺の屋根を手がける父に同行し、全国の文化財の現場で修行を重ねてきました。社寺の屋根は一般のお住まいとは納まりも段取りも異なり、手を入れる順序を誤れば形が崩れます。そこで教わった、美しく、そして長くもつ仕事の仕方が、今の土台になっています。社寺の施工、修復、葺き替えを承っております。一般のお住まいであっても、その考え方は変わりません。京都で受け継いできた技術を、どの現場でもそのままお出しします。
天窓は経年でずれ、隙間から下地へ水が入ります。いったん外して下の粘土を詰め直し、嵌め直したうえで側面をコーキングで防水します。古い粘土は砂のようになって密着する力を失っているため、詰め替えが要ります。
軒天の染みや剥がれ、破風板の腐りや割れなど、屋根のふちまわりの補修です。ここが傷んでいると雨水が入り込みやすくなりますので、屋根の工事に合わせて直しておかれることをお勧めします。
瓦を1枚だけ直したい、棟の銅線が切れている、雨樋の金具が外れた。そうした小さなご用件もお引き受けしています。業者を呼ぶほどでもないとお思いの内容ほど、早く直せば安く済みます。
伏見区、北区、中京区、左京区、上京区、右京区。京都市内を中心に手がけてきた屋根工事です。
雨漏りの原因がどこにあったのか、どう直したのかを、写真とあわせてご覧ください。
瓦の『割付』について 瓦屋根を葺くとき、一番神経を遣う作業は
施工前 棟や外壁との取り合いなど、雨漏りを防ぐために非常に重
施工 精密ハンドグラインダーで研削し、既存雨樋と問題なく合わ
施工前 本当なら漆喰があるはずの棟の端部ですが、全て落ちてい